幸せな未来をつくる!マーケティングのヒント。

お客様はもちろん、企業も社会も未来も幸せになるマーケティングのヒントをお届けしてまいります。

これは面白い!「盆カート」

みなさんこんにちは!

マーケターの和田康彦です。

昨日まで母親の三回忌もあり、故郷石川に帰省していました。

この写真は、富山県砺波市のイオンスタイルでみかけたもの。

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8月13日朝7時から売り出される「盆カート」が出番を待っていました。

お盆用のビールをはじめ、見るからにお得なセットが税込5400円。

カートそのものが、まるで福袋。

とてもユニークな企画に思わずアッパレ!でした。

時短ニーズに応えることは、女性の社会課題を解決することにつながる!

みなさんこんにちは、マーケターの和田康彦です。

 

働く女性の増加にともなって、共働き家庭も増加しています。2001年の共働き世帯は961万世帯でしたが、2016年には1129万世帯に増加。一方専業主婦世帯は、2001年の890万世帯から2016年には664万世帯まで減少しており、今後も共働き家庭の増加が予測されます。(総務省 平成28年版(2016年版)の「国民生活基礎調査の概況」より)

 

ところで、共働き家庭の増加は、これまでになかった様々な社会課題を生み出しています。特に大きな課題は、働く女性の健康維持と仕事と育児や家事の両立です。

 

働きながら子育てしたり、家事をこなすためには、いかに時間を効率的に使うかにかかってきており、時間を有効に使うことへの出費は惜しまないという女性も増えています。このような時間の使い方の変化が、消費の面でも大きな変化を生み出しています。

 

例えば、「さしすせそ」と言われる日本の伝統的な調味料「砂糖、塩、酢、醤油、味噌」の一世帯当たりの年間消費量の合計をみると、2000年には9318円だった消費が2016年には6379円とおよそ3割も減少していることがわかります。特に味噌の消費量の減少が大きく、以前のように味噌汁を家庭で作る女性が少なくなっていることが推測されます。

 

一方で、総務省の家計調査によると、調味料全体の2016年の消費量は2000年に比べて5%増加(二人以上世帯)。中でもケチャップやマヨネーズ、めんつゆ、焼き肉のたれなどが伸びており、「つゆやたれ」に至っては3割も増加しています。調理時間を少しでも短縮したい女性にとって、すぐに使えたり、汎用性の高い調味料へのニーズは今後もますます大きくなることが予測されます。

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このところコンビニ各社は冷凍食品やレトルト惣菜の品揃えを強化していますが、調理の時短マーケットは拡大していくことは間違いありません。ただ今後は「本格的な料理を短時間で手間をかけずに作れる」といった、より高度なニーズへの対応が必要になってくるでしょう。

 

「好き」だから、財布の紐がついつい緩んでしまうスイーツ消費。

みなさんこんにちは、マーケターの和田康彦です。

 

私のお気に入りの情報源のひとつに、フジテレビ系「めざましテレビ」の中の「イマドキ」というコーナーがあります。毎日5分位のミニコーナーですが、今の若い女性に流行っている最新情報を知る上ではとても参考になります。

 

紹介されている情報で多いのは、スイーツに関する情報です。それだけ若い女性にとってスイーツはなくてはならないものであり、興味・関心のある大好きなアイテムといってよいでしょう。そして最近ではインスタグラムブームも手伝って、フォトジェニックなインスタ映えするスイーツの特集が多くなってきました。

 

「チョコ×マンゴースイーツ」「旬のマンゴースイーツ」「ふわひやスイーツ」「ぜいたくメロンスイーツ」「しっとりふんわりの新食感」「今大流行の生スイーツ」「SNS映えするフルーツスイーツ」「抹茶スイーツ」「カラフルスイーツ」「復刻スイーツ」「季節限定スイーツ」・・・・・など、この1~2ヶ月の間に取り上げられたテーマをみても「スイーツ」情報が目白押しです。

 

ところで、内閣府から発表されている経済財政諮問会議の資料によると、2000年に比べて2016年に消費が増えた品目は、「調理食品」「菓子」「通信費」「医薬品」「化粧品等の理美容用品」「冠婚葬祭・保育・介護サービス」「スポーツ観戦料」「スポーツクラブ使用料」となっており、菓子類の需要が増えていることが確認できます。

 

家計調査をみても、世帯全体の消費支出は10年前に比べて4%減っている一方で、「菓子類」は10%も増加。、20代~70代以上の全世帯で好調なことがわかります。

 

ただ一口に菓子類といっても、伸びているのはタルトやロールケーキといった菓子類やチョコレート菓子、アイスなどで、昔ながらのケーキ類は減少しています。従来は菓子といえば子供向け商品の代表格でしたが、2015年の5~14歳の人口は10年前に比べて約100万人以上減少して1100万人弱。一方で60代以上は10年前より約200万人増えて1800万人となっていて、菓子類の消費増加の背景には、大人向け商品の需要が伸びていることが推測されます。

 

アイスキャンデー「ガリガリ君」を製造販売する赤木乳業では、おとなの女性を意識した商品を増やすことで新しいマーケットを開発することに成功しています。例えば「ガリガリ君リッチレアチーズ味」は通常価格の2倍の130円にも関わらず、小さい頃ガリガリ君世代だった層に受け入れられて好調に推移。また、ネスレ日本では「キットカット」で大人向けの高級タイプを発売し、こちらの販売も好調です。このように製菓各社はターゲットを子供から大人にシフトすることで新たな需要を創造していることがわかります。

 

また、健康志向を捉えた新しいコンセプトの商品も大人の菓子好きの気持ちを満たして好調です。チョコレート市場では、抗酸化作用があるポリフェノール成分を多く含むカカオの含有量を高めた商品が大ヒット。明治の「チョコレート効果」など、新たなチョコレートマーケットを創造しています。

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自分へのご褒美やプチ贅沢消費の定着も菓子市場好調の背景にあります。例えばバレンタイン、最近では友達には1000円程度のものをプレゼントし、自分へのプレゼントには普段は口にしないような5000円位のチョコを購入する女性が増えています。百貨店各社はそのような自分ファーストな消費に向けた品揃えを年々強化してチョコ好きの女性を多く集客することに注力しています。ブランドバックは無理でも、スイーツなら高級品でも手が届く。働く女性が増えてストレスを抱える女性が多くなってきている現在、自分の大好きなスイーツでストレス解消する女性は今後もますます増えていきそうです。

 

そして、インスタグラムに投稿する女性が増えたことを背景に、メーカーやスイーツショップ各社はインスタ映えするチョコやロールケーキなどを次々に開発。SNSを通して拡散し、新たなブームを引き起こしている現象も菓子需要を拡大させている大きな要因といえます。

 

必要なものはほとんどが満たされた現在、スイーツのような「好き」だからついつい買ってしまう。自分の「好き」なモノやコトには惜しますお金を使う。そんな女性たちの「好き」マーケットを攻略することが、これからのマーケティング戦略の要になっていくでしょう。

洋服大好き集団「ZOZOTOWN」が立証する「好きこそものの上手なれ!」

みなさんこんにちは!マーケターの和田康彦です。

 

ここ数年、服が売れない!とアパレル不況が叫ばれていますが、「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイ社の2017年3月期の商品取扱高は、前年比33.0%増の2120億円、営業利益は前年比48.0%増の262億円と2004年のサイト開設以来快進撃を続けています。

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さらに先日発表された2018年3月期第1四半期の決算報告でも、商品取扱高は前年同期比40.9%増の595億7400万円、売上高は前年同期比39.4%増の214億5100万円、営業利益は前年同期比59.3%増の79億8100万円と今期に入っても絶好調です。

 

同社は、2007年には東証マザーズ、また2012年には東証一部に上場。現在では、987ショップ、5848ブランド、年間購入者数673万4740人(2016年7月~2017年6月)を誇る日本最大級のファッションを中心とした、インターネットショッピングサイトに成長しました。

 

このスタートトゥディを創業から率いるのが、前澤友作社長です。前澤社長は、「好きなことしかやらない」「仕事は全部趣味の延長」「週に3日しか会社に行かない」等ユニークな発言や行動でも話題になっている人で、もともとは自分の大好きな音楽のCDやレコードのカタログ販売からスタート。その後、音楽と同じくらい大好きな洋服も売りたいと思い、ストリート系アパレルブランドを中心としたセレクトショップをウェブ上に公開したのが「ZOZOTOWN」の始まりです。

 

前澤社長は、「好きなことをとことん突き詰めたら、結果的にそれがビジネスになる」という信念のもと、社員の採用では、自分と同じくらい洋服を好きなことを特に重視しています。それはSEのようなバッグヤードの社員を採用するときも同様で、洋服が好きだからこそ、洋服を買うお客様の気持ちになってインターフェイスも設計できるという考えに基づいています。

 

つまり「洋服が好きな人がひとつ屋根の元に集まって、洋服が好きなお客様に心から喜んでもらうために自分たちの大好きな洋服を販売する」というのが同社のスタンスといえます。洋服のサイズ表示や写真の多さなど、使い勝手では群を抜くサイトを実現しているのもまさに「好きこそものの上手なれ」。「ファッション大好き」というエネルギーが、アパレル不況をものともせずに、ファッション好きな消費者の心を捉えています。

 

2018年3月期は、商品取扱高2700億円、売上高1000億円、営業利益320億円を計画。年内には準備に6~7年もかけてきたというICTやIoTをフル活用した前代未聞のプライベートブランドを立ち上げる予定です。また、2018年秋にはZOZOBASEと呼んでいる物流センターを現在の2倍に拡張する準備も進めています。

 

成熟社会になり今までのマーケティング手法が通用しなくなった時代。前澤社長が率いるスタートトゥデイ社のように、夢中になれること、熱中できること、大好きなことを突き詰めて、お客様を感動させることこそが、これからの時代のマーケティングの真髄といえるのではないでしょうか。

 

なぜ「うんこ漢字ドリル」は大ヒットしているのか?

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今年の3月に発売された小学生向けの漢字ドリル『うんこ漢字ドリル』がベストセラーになっています。今日7月30日付の日本経済新聞朝刊でも「つまらぬ勉強 面白く」という記事で紹介されていました。

 

今大ヒットしている「うんこ漢字ドリル」は、「田んぼのどまん中でうんこをひろった」「刀の先っぽにうんこをつけてたたかう男」など、大人でもクスッと笑ってしまう、うんこにまつわる3018の例文で楽しみながら勉強できる漢字ドリルです。発売から3ヶ月で260万部という異例の売り上げを記録しています。

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生みの親の文響社社長の山本周嗣さんは元々証券会社のトレーダーという異色の人物です。そもそもは証券マン時代に、笑いを体系化した共著「ウケる技術」が20万部のベストセラーになったのが、出版業界に入ったきっかけになったそうです。

 

そして2010年には自ら文響社を立ち上げ、自己啓発本を中心に様々なヒット作を世に送り続けてきました。

今回大ヒットしている「うんこ漢字ドリル」のアイデアのきっかけになったのは、友人の映像ディレクターが書き留めていた「うんこ川柳」が発端だそうです。

 

公然と口に出せない「うんこ」という言葉だからこそ、小学生男子には絶対ウケる!、教育とくっつけたら面白い!という発想が大ヒットに結びつきました。

 

企画した山本氏はというと、親に言われるままに私立中学に入学したものの、勉強はやらされるものという気持ちが強く、結局は成績最下位に転落する出来の悪い少年だったと言います。ただ一方では、面白いことは大好きで、大学時代はお笑いライブに通い詰めていたそうです。

 

その「面白好き、笑い好き」が高じて、「ウケる技術」や「うんこ漢字ドリル」を生み出し、大ヒットにつながているのだと思います。

 

「うんこ漢字ドリル」は、勉強がつまらないというネガティブなイメージを変えたいという山本氏の想いのもと、商品化まで2年をかけて制作しました。この間、何十通りも作った試作品を学習塾で実際に使ってもらい、意見を聞いて改良することで、小学生が本当に使いやすいドリルを目指しました。

 

そして3月24日の発売とともに、SNSで瞬く間に話題になり、3ヶ月で260万部という大ヒットにつながっています。購入者からの「面白すぎて一日で終わった」「母親の私の方がはまった」といった声がSNS上でシェアされて、購入する人がどんどん増えていった格好です。

 

山本氏は「今後も全く新しいものをつくることにこだわる」「おもしろいだけではだめ。社会にインパクトを与え、役に立つエンターテインメントを突き詰めたい」と話します。

 

「おもしろくて、社会にインパクトを与えて、社会に役立つ。」うんこ漢字ドリルが大ヒットしている理由をひとことでまとめると山本氏の想いに行きつくのではないかと思います。

 

また、「面白好き、笑い好き」という山本氏の好きから生まれるエネルギーが、うんこう漢字ドリルというユニークなコンセプトを生み出したのだと思います。「好きこそものの上手なれ!」私たちも自分の「好き」を極めていくことでヒット商品を生み出せるかもしれません。

自分のニオイが気になった時、若い女性の対処法は?

ジメジメとした蒸し暑さに比例して汗やニオイが気になる季節になりました。株式会社マンダムが、15歳~24歳の男女909人を対象に行ったニオイ(体臭)に関する調査結果では、制汗剤やボディシート等のニオイケアグッズを持ち歩いている割合は男子が約6割、女子が約8割という結果に。女子の方が汗・ニオイ対策をしている率が高いことがわかりました。

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また、密室や密着するシーンでニオイが気になったことがあるかという質問では、男子は「横並び席」に座る時で40.6%、女子は「ハグをする」時が55.4%でトップになり、好きな人には自分のニオイを気づかれたくない、というオンナゴコロが見えてきます。

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自分のニオイ(体臭)が気になった時のとっさの対処方法では、女性は「気づかれないことを祈る」がトップとなり、他力本願的な気持ちがみてとれます。また「今日はくさいかも」とカミングアウトする女性も2割おり、

とっさの時の対処方法にも大きな違いがあることがわかります。

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ところで、私のオフィスで斜め前に座っている50代の女性は、ギャッビーの男性用デオドラントボディーペーパーを利用されています。彼女に聞くと「男性用の方がガッツリ気持ちがいいから」との回答。男性向け商品を女性が使う。女性向け商品を男性が使うといったユーザーの逆転現象は、このほかにもいろいろありそうですね。

 

 

早く届かなくてもいいので、送料無料がうれしい。

ニールセン デジタル株式会社は、オンラインショッピングサイトの利用状況を分析し、結果を発表しました。

調査結果では、2017年6月時点で、インターネット利用者全体のうち83%の人がオンラインショッピングサイトで消費財や耐久財を購入したことがあることが判明。ネット通販が広く浸透していることが明らかになっています。商品カテゴリーごとでは、消費財をオンラインで購入したことがある人が73%であるのに対し、耐久財は80%と、その割合が高くなっています。また、オンラインで購入する頻度では、1か月に1回以上購入する人が60%を占めています。

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次に、オンラインで購入する頻度と実店舗で購入する頻度を比較すると、消費財は実店舗で購入する頻度が高い人が55%と半数を超えています。一方で、耐久財はオンラインで購入する頻度が高い人が46%と、実店舗で購入する頻度が高い人(36%)よりも多いことがわかります。

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オンラインで定期的に購入している理由としては、消費財でも耐久財でも、「実店舗よりも安く購入できるから」という人が最も多くなっており。2位以下ではカテゴリーにより違いがみられ、消費財では「重い物やかさばるものを持って帰らなくて良いから」、耐久財では「実店舗よりも品揃えが良いから」という理由が上位に挙がっています。

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配送方法に関して重視していることは、「一定金額以上購入すると、送料が無料になる」と「早く届かなくても良いので、送料が無料になる」で、ともに一定条件化で“無料”になることが72%の人に求められていることが明らかになりました。次いで、「同じタイミングで購入した複数の商品をまとめて配送してくれる」を重視している人が52%と半数以上に上っています。

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このところ話題になっている配送問題ですが、生活者は早く届くことよりも送料無料であることを重視していることがわかります。また、まとめて届くことや配送状況が細かくわかるなど、受け取りやすさを求めており、受け取るために自宅で待機しなければいけない時間を減らしたいと感じている生活者が多いことが想像できます。

 

商品のお届けに関しては、即日配達や翌日配達等スピードを競う風潮が続いていますが、利用者はそれほど重視していないことがわかります。それよりも、受取り時の時間のムダを省けるきめ細かなサービスを求めており、忙しい現代女性の時短ニーズが反映された調査結果といえます。